アリルエステル樹脂について
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概要
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アリルアルコールと種々の原料とのエステル交換反応で得られる新しい熱硬化性樹脂 "アリルエステル樹脂" の紹介を行う。<BR>この樹脂は、硬化前のオリゴマーの構造によって4種類に分類でき、構成成分の分子骨格、硬化前の分子量の違いにより、オリゴマー自身及び硬化後の物性値を変えることができる。<BR>アリルエステル樹脂は、他の熱硬化性樹脂と比較した場合、光学特性、耐熱性、電気特性、耐薬品性に優れている。また、スチレンのような揮発性モノマーを必要とせず、硬化時の体積収縮率が小さく、発熱も低いために、成形クラックが少ないという特徴を有している。<BR>この樹脂の用途については、現在、光学材料、人造大理石、プリント配線基板、化粧板、不飽和ポリエステル樹脂のクラック防止材について開発を行っている。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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