ミクロゲルの開発と工業化
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概要
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分子内3次元架橋高分子はミクロゲルと呼ばれ, 大きさが100nm以下の高分子超微粒子であるので溶解したりコロイド分散したりできる。長年, 工業的な生産方法が確立されていなかったので, 材料としての利用はなされていなかった。著者らは新たに開発した双性イオン基を有するオリゴマーを乳化剤とし, 乳化重合によりミクロゲルを製造するプロセスを開発し1984年から工場生産を始めている。<BR>ミクロゲルは溶液やポリマーマトリックスや異種粒子と複合して使用され, ハイソリッド塗料や水性塗料や水蒸気透過性塗料などの新しい塗料商品が開発された。さらに, 中空粒子の製造原料など塗料工業以外での用途の拡大が図られている。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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