シリカ粒子充填エポキシ樹脂の弾性率に及ぼす粒子形状, サイズ及び測定モードの影響
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概要
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シリカ粒子を充填したエポシキ樹脂の弾性率に及ぼす粒子の形状, サイズ及び弾性率の測定モードの影響を検討した。シリカ粒子の形状は球状と石英原石を粉砕して作製した不定形の2種類, サイズはそれぞれ2~約50μmの範囲で平均粒子径を6種類変化させた。弾性率は曲げ, 圧縮, 引張の3種類のモードで測定した。不定形粒子充填系では曲げと圧縮弾性率は粒子サイズの増加とともにわずかに上昇したが、球状粒子充填系ではサイズの影響はなかった。不定形, 球状の両系とも引張弾性率は粒子サイズの増加に伴ってわずかに低下した。同一充填材量において, 3つのモードの弾陸率ともに球状系より不定形充填系の方がより高かった。このように弾1生率はシリカ粒子の形状, サイズ及びその測定モードに影響を受けることが分かった。これらの原因について, 同一平均粒子径における不定形と球状粒子の1粒子の占める空間的かさばりや, 相対的粒子問距離の違いから議論した。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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