科学技術研究機関職員における職業性ストレスとコーピング特性が抑うつに及ぼす影響
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概要
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科学技術研究機関職員における職業性ストレスとコーピング特性が抑うつに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。A科学技術研究機関職員の男性473名(研究・技術職87.6%,事務職12.4%)に自記式質問紙調査を実施した。抑うつを従属変数とした重回帰分析の結果,職業性ストレスの「将来の見通し」「量的負荷」「同僚の支援」,コーピング特性の「積極的問題解決」「回避と抑制」が抑うつに有意に影響した。科学技術研究機関職員のうつ病対策には,将来の見通しを持ちながら業務遂行できるキャリア支援,仕事量の調整,同僚と互いに支援し合える環境作り,コーピングに焦点を当てた個人面接や集団教育が重要と考えられた。(表5)
- The Institute for Science of Labourの論文
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