腹部大動脈瘤切迫破裂との鑑別を要したコレステロール結晶塞栓症の1例
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概要
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要 旨:68歳,男性,腹部大動脈瘤の手術予定患者。大動脈の動脈硬化やプラーク付着が高度である。強い腹痛を発症したが,画像検査で異常所見なく,診断が確定できなかった。動脈瘤切迫破裂の疑いも持たれたが,のちに自然発症のコレステロール結晶塞栓症(CCE)による虚血性腸炎が原因と判明。CCEの多くは医原性誘因を有するが,自然発症例もあり,十分に認識していないと,早期に正確な診断をするのが難しい疾患と考えた。
- 日本脈管学会の論文
著者
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深沢 学
山形県立中央病院
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川原 優
山形県立中央病院 心臓血管外科
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鈴木 耕太郎
山形県立中央病院
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深沢 学
山形県立中央病院心臓血管外科
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小林 夕里子
山形県立中央病院心臓血管外科
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川原 優
山形県立中央病院心臓血管外科
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