国内酒造企業におけるソーシャルメディアのマーケティング活用
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概要
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マスメディアを使った大規模な広告・宣伝と戦国時代の陣取り合戦のごとく地域・地区単位の熾烈なシェア獲得競争を行うことで有名な酒造業界の営業による両面的なマス市場への働きかけ、いわゆるマスマーケティングは、これまでアルコール製品需要を高めるために充分な成果をあげてきた。ところが近年、酒造企業のマスマーケティングもまたそのなかで伝統的に採用されてきたマスメディアを用いた広告・宣伝も、消費者嗜好の多様化、商品の低価格化、消費購買行動の変化といった市場における競争環境が大きく変化するなかで新たな展開を迎えている。そこで本稿では、国内大手酒造企業4社によるソーシャルメディアを用いた最新マーケティング活動を調査し、それぞれについて傾聴戦略、会話戦略、PR戦略、活性化戦略、支援戦略、優良顧客戦略、統合戦略の7つの導入戦略に分け、その特徴について報告する。
- 公益財団法人 情報通信学会の論文