中庸熱セメントを用いた高強度CFT充填コンクリート工事─新宿六丁目N街区計画「イーストサイドスクエア」新築工事─
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Fc80N/mm2のCFT充填コンクリートを用いる工事において,シリカフュームセメントコンクリートに比べコスト低減が可能となるが,施工性などに課題がある中庸熱セメントコンクリートを採用した。施工性はポンプ圧送実験を行い,その際コンクリートの見掛の塑性粘度を把握することで圧力損失値が推定できることを明らかにし定量的なポンプ施工計画の立案を可能とした。また,模擬部材実験を行い調合設計に必要な強度補正値Scを検討し,このコンクリートについて大臣認定を取得した。本稿ではこれらの技術開発を通じて地上20階建ての建築物に適用した工事について報告する。
著者
-
浅岡 茂
鹿島建設(株) 建築管理本部 建築技術部
-
依田 和久
鹿島建設(株) 技術研究所 建築生産グループ
-
全 振煥
鹿島建設(株) 技術研究所 建築生産グループ
-
戸田 猛
鹿島建設(株) 東京建築支店 新宿六丁目N街区計画新築工事