短期間に付加的遺伝子・染色体異常を獲得し,リンパ芽球様形態を呈した多発性骨髄腫の1例
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概要
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症例は70歳,女性,IgG-κ型多発性骨髄腫,ISS-IIの患者.lenalidomide,bortezomibなどで治療を行ったが約2年の経過で難治性となった.骨髄腫細胞はこの間に芽球様,リンパ芽球様形態に変化した.また,p53遺伝子欠損,IgH/FGFR3癒合遺伝子の遺伝子獲得,-X,-13を含む複雑な染色体異常も獲得しており,本症例の薬剤耐性,形態変化の原因になったものと考える.
- 社団法人 日本内科学会の論文
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