肺がん検診における判定基準の改訂(1):D,E判定に関して
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概要
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肺がん検診での胸部X線読影の判定基準には,以前からいくつかの問題があることが指摘されていた.その最大のものは,判定Dと判定Eが,地域によって異なる概念で使用されていたことであった.「少しでも肺癌を疑えばE」と判定している地域がある一方,「肺癌の疑いが少しあるものはD」「肺癌の疑いが強いものをE」と判定している地域もあった.このような相違があることは不適切であり,早急に改善される必要があった.最近胸部X線読影の判定基準が改訂され,日本肺癌学会のホームページで公開された.本稿では,D,E判定の問題点に関して,その背景を詳述するとともに「少しでも肺癌を疑えばEと判定すべき」であることを強調した.
著者
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佐川 元保
日本肺癌学会細胞診判定基準改訂委員会
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中山 富雄
日本肺癌学会細胞診判定基準改訂委員会
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近藤 丘
日本肺癌学会集団検診委員会喀痰細胞診による肺癌検診小委員会
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祖父江 友孝
日本肺癌学会集団検診委員会
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遠藤 千顕
日本肺癌学会集団検診委員会
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江口 研二
日本肺癌学会集団検診委員会
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西井 研治
日本肺癌学会集団検診委員会
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