NAFLDの疫学と病態のupdate
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概要
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NAFLD/NASHは世界中において増加している.また,NAFLDにおけるNASHの占める割合は従来の想定よりも多いと報告されるようになり,肝硬変や肝細胞癌,他にも心血管疾患を引きおこすNASHを的確に抽出し,線維化の進行を予防することは急務とされている.近年では小児科領域においても最も頻度の高い肝疾患となっており注意を要する.NAFLD/NASHは環境因子と遺伝因子が複雑に絡み合う疾患であり,さまざまな検討が行われている.環境因子としては,肥満および運動不足を背景とした内臓脂肪蓄積によるインスリン抵抗性が病態の中枢を担い,糖尿病や脂質異常症などが複雑に絡み合う.さらには,食事の構成成分の関与も報告されている.遺伝因子としては,GWASでの解析からPNPLA3のSNPの関与が報告されている.
著者
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米田 正人
公立大学法人横浜市立大学附属病院消化器内科
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小川 祐二
公立大学法人横浜市立大学附属病院消化器内科
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今城 健人
公立大学法人横浜市立大学附属病院消化器内科
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中島 淳
公立大学法人横浜市立大学附属病院消化器内科