EUS-FNAにて診断し部分切除術を施行した十二指腸水平脚GISTの2例
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概要
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十二指腸原発gastrointestinal stromal tumor(GIST)は比較的まれである.術前診断は一般に難しく,特により肛門側の病変ほど病理診断は困難である.今回当院で経験した水平脚原発GISTの2症例は,EUS-FNAが診断,治療方針決定に有用であった.EUS-FNAは十二指腸水平脚の病変でも症例によっては施行可能であり,GISTが疑われる場合には試みるべき手技と考えられた.
- The Japanese Society of Gastroenterologyの論文
著者
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佐野 仁
岐阜県立多治見病院消化器内科
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奥村 文浩
岐阜県立多治見病院消化器内科
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西江 裕忠
岐阜県立多治見病院消化器内科
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福定 繁紀
岐阜県立多治見病院消化器内科
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井上 匡央
岐阜県立多治見病院消化器内科
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加地 謙太
岐阜県立多治見病院消化器内科
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安部 快紀
岐阜県立多治見病院消化器内科
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西 祐二
岐阜県立多治見病院消化器内科
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水島 隆史
岐阜県立多治見病院消化器内科
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