超音波検査で検出できなかった検診発見乳癌症例の検討
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概要
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マンモグラフィ(MMG)と超音波検査(US)を併用した乳癌検診にて80例の乳癌が発見され,うち11例はUSで検出できなかった。この11例中精検にてUSが実施された10例において4例は精検時のUSでも全く描出されず,描出された6例中4例も非浸潤癌ないし一部のみ浸潤した癌で,検診時の検出は困難と考えられた。従って,検診時USにて検出困難と考えられた症例は8例あり,これは全発見癌の10%に相当した。
マンモグラフィ(MMG)と超音波検査(US)を併用した乳癌検診にて80例の乳癌が発見され,うち11例はUSで検出できなかった。この11例中精検にてUSが実施された10例において4例は精検時のUSでも全く描出されず,描出された6例中4例も非浸潤癌ないし一部のみ浸潤した癌で,検診時の検出は困難と考えられた。従って,検診時USにて検出困難と考えられた症例は8例あり,これは全発見癌の10%に相当した。