慢性閉塞性肺疾患(COPD)予備軍を抽出するためのV25/HT基準値の検討
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概要
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,高齢社会の進行とともに,増加傾向にあり,病態は不可逆的であり,予後不良の場合も多い。人間ドック受診者において,COPDの危険因子が潜んでいる予備軍の抽出感度を上げるため,V25/HT基準値の検討を行った。2年間の外来ドック受診者(合計1852人)において検討し,塵肺法の基準値×0.8を新基準値に設定したところ,受診者の11-12%が,閉塞性肺機能障害と判定され,有用と判断した。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文