人間ドックで発見されたCEA高値を伴う甲状腺機能低下性ミオパチーの1例
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概要
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症例は39歳の男性で,人間ドックの診察の際,顔貌と血清コレステロール高値から甲状腺機能低下症が疑われ,精査の結果,橋本病による甲状腺機能低下症と診断された。AST・LDH・CPKの上昇とCEA高値が確認されたが,いずれも甲状腺ホルモン補充療法により著明に改善したことから,LDH・CPK高値は甲状腺機能低下症に伴うミオパチーによるもので,CEA高値も甲状腺機能低下症に関連したものと推定した。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文