人間ドックにおける無症状性溶血性貧血の検出
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概要
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溶血性貧血はまれな疾患であるが,今回われわれは約2万例のドック受診者を対象として,計17例の貧血を示さない溶血亢進症例を検出した。中でも球状赤血球症および楕円赤血球症が疑われる症例は計9例で,検出頻度(約0.045%)はこれまでの疫学調査を上回るものである。スクリーニングには,グリコヘモグロビン,MCHC,総ビリルビン,LDH,腹部超音波検査が有効で,確認にはハプトグロビン,網赤血球数,血液像を用いた。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文