大腸癌及び大腸ポリープのスクリーニング法としての腫瘍マーカーCEAの再評価
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概要
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CEAが大腸腫瘍のスクリーニングとして有用か否か16,034名の受診者で検討した。大腸癌32名の内7名,大腸ポリープ186名の内50名はCEAのみの異常で診断された。CEA陽性(便潜血陰性)で大腸精検を受けた142名中62名に大腸ポリープが見出された。喫煙者は非喫煙者よりCEA陽性率が高いだけでなく癌発見率も大腸ポリープ発見率も有意に高率であった。CEAは大腸腫瘍のスクリーニングとして有用であり,陽性者には精検受診を,喫煙者には禁煙を勧めることが必要である。