健診腹部超音波検査で発見される膀胱癌症例の検討
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概要
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1992年から98年までの11回の健診腹部超音波検査で発見された17例の膀胱限局像を呈した患者につき検討した。17例中膀胱癌9例が確定診断された。これら9例中8例が詳細判明したが,7例は自覚症状を認あず,8例の尿細胞診,尿潜血反応陽性率はいずれも25%であった。7例は病理学的にもlow grade,lowstageの膀胱癌で,いずれも内視鏡的切除術で,再発なし。腹部超音波検査スクリーニングは膀胱癌の早期発見にも有用である。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文