糖尿病性骨髄炎における起因菌の検討
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概要
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糖尿病性骨髄炎は糖尿病性足潰瘍の10~20%に発症し,しばしば下肢切断のリスクを増大させる.感染骨の外科的デブリードマンと抗生剤の全身投与が必要であるが,正確にターゲットを絞った抗生剤を選択することが感染コントロールにおいて重要である.そこで我々は当院における糖尿病性骨髄炎の起因菌を検討した.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が37.5%と最も多く検出された.また腸内細菌科も54.2%と頻度が高かった.複合感染は41.7%であった.したがって糖尿病性骨髄炎の治療において最善の結果を得るためには,初期治療としてMRSAを念頭に置いた広域抗生剤を選択すべきである.
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