マゴットセラピー-その臨床の実際とエビデンス-
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概要
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マゴットセラピー(maggot debridement therapy: MDT)はデブリードマンの一手法であり,慢性創傷に対する集学的治療の一つとして本邦においても2004年より本格的に臨床導入され,その有効性が認知されるようになってきた.治療の実施には適切な適応疾患の選択,治療中の脱走を防ぐための正しいドレッシング法の選択,副作用を最小限にするための対策などを知っておく必要がある.本稿では臨床の実際を詳細に解説すると共に,海外の報告を中心に既出の臨床エビデンスを紹介する.