訪問看護師が参加した糖尿病重症化予防(フットケア)研修-川崎市看護協会主催のフットケア研修から-
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概要
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川崎市看護協会では,看護の専門性の向上と安全な看護の提供という役割から糖尿病重症化予防従事者研修を実施した.参加者は,2日間にわたり,フットケアの手技,糖尿病足病変の知識,ペーパーペーシェントによるケア計画の立案について学んだ.フットケアの手技はもちろんのこと,ケアにはすべて根拠があり,患者の足からみた全体像を把握することの難しさを学んだ.特徴的であった点として,参加者23名中12名が訪問看護師であった点である.現在の糖尿病重症化予防の診療報酬は,外来通院中の患者のみと定義されているが,在宅の場でも足病変のリスクの高い患者は多く,フットケアが実践されている.今後は,在宅の場への診療報酬の拡大が望まれる.