プライマリケア医のためのスポーツ傷害 : 下肢
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概要
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要 旨 頻度の高い下肢のスポーツ傷害として, 足関節捻挫は, プライマリケアの現場で診療される事の多い疾患であるが, スポーツ復帰後の再発率が70%あり, 重症度の判断, 骨折や遠位性脛腓骨靱帯損傷の合併の有無の正確な診断に加え, 早期スポーツ復帰及び再発防止を意識したリハビリテーションが重要である. 下腿では, 脛骨疲労骨折を考慮に入れる. 膝関節では, 前十字靱帯損傷, 半月板損傷などの重大な損傷があり, 早期からスポーツ整形外科専門医と連携して, 診療にあたることが望ましい.