感性計測による手触り・肌触り評価方法の検討
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概要
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人のモノとの接触知覚には,手などによって触診する能動的触知覚と人の意識には関係なく接触する受動的触知覚がある。接触する行為は,接触した物体の特性を理解する一つのコミュニケーション手段であると考えることができる。経済産業省から感性価値創造イニシアティブが宣言された以降,製品に新しい価値を付加する感性価値への関心が高まり,多くの産業において感性価値創造の取り組みが活発になっている。製品に付加する価値として,接触知覚における手触り,肌触りの良さが重要な要件として注目されている。本稿では,繊維製品の風合いが人体に対して与える影響を事例として,生理反応を計測することによって手触り,肌触りストレスを評価する研究について紹介する。
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