多孔質媒体中のコロイドの移行過程における付着係数の評価手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
放射性廃棄物地層処分の安全評価において, コロイドのフィルトレーション現象が与える影響を考慮する際に必要となる, コロイドの固相表面への付着の程度を表すパラメータを決定するための新たな手法を検討した.コロイドの付着現象を平行平板間流れ場の系で観察し, 得られた付着量に関する結果から, 多孔質媒体中でのコロイドの移行過程における付着係数を決定した.本手法により独立して決定された付着係数の値と, カラム実験から得た破過曲線にコロイド移行モデルでフィッティングさせるという従来の手法により決定された付着係数の値の相違は, 2倍以内程度となった.
- 一般社団法人 日本原子力学会 バックエンド部会の論文
著者
-
油井 三和
Waste Isolation Research Division, Tokai Works, Japan Nuclear Cycle Development Institute
-
鎮守 浩史
Waste Isolation Research Division, Tokai Works, Japan Nuclear Cycle Development Institute