地下深部岩盤中における無線データ通信特性に関する検討
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概要
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地下構造物の計測データの通信手段として, 低周波電磁波 (100[Hz] ~ 10[kHz]程度の電磁波) を搬送波とした無線データ通信技術がある. しかしながら, この周波数帯域の電磁波は, テレビ電波や携帯電話等の高周波電磁波に比べて情報通信容量が少ないため, 搬送波としてこれまであまり利用されることがなかった. 一方, 放射性廃棄物地層処分施設においては水理場への影響を低減するという観点からケーブルを使用しない地中無線データ通信技術が有効であると考えられる. 本論文では, スウェーデン核燃料廃棄物管理会社 (SKB) の地下研究施設 (Äspö HRL) で実施した原位置通信試験結果にもとづき, 岩盤中における無線データ通信特性に関する検討内容を報告する.
- 一般社団法人 日本原子力学会 バックエンド部会の論文
著者
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須賀原 慶久
Sakata denki
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高村 尚
Kajima Corporation Civil Engineering Design Division
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奥津 一夫
Kajima Corporation Civil Engineering Design Division
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虎田 真一郎
Radioactive Waste Management Funding and Research Center
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大内 仁
Radioactive Waste Management Funding and Research Center