超純水用イオン吸着膜・モジュールの開発と工業化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
超純水中の金属イオンを吸着除去する性能を有する膜およびモジュールを開発した。新しい膜は,PE 基材の表面に放射線グラフトにより高分子鎖を形成し強酸性の陽イオン交換基を導入した焼結体構造を有する。含まれる金属イオンがサブー ppt レベルの濃度まで磨かれた超純水に対しても優れた吸着性能を発揮し,ほぼ 2 桁低い金属イオン濃度の超純水を得ることが可能である。また,TOC 等の溶出量も十分に少なく,装着後実使用までのリードタイムが小さいため,ユースポイントでの実用性能も満足するレベルであった。
- 日本イオン交換学会の論文
著者
関連論文
- 放射線グラフト重合法を用いたタンパク質高速回収用カチオン交換粒子の作製
- MF/UF技術の現状と今後の展望
- 分離膜の基礎と応用 : 水処理への展開を例に
- MF/UF技術の進展と展望
- Comparison of Resolution of Proteins in Elution Chromatography between Cation-Exchange Polymer Brush Immobilized Particle- and Commercially Available Cation-Exchange-Bead-Packed Beds
- 超純水用イオン吸着膜・モジュールの開発と工業化