S状結腸瘻より迷入した膀胱内異物を,膀胱鏡と大腸内視鏡を使用し摘出した1例
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概要
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症例は83歳の女性で,血尿を訴え泌尿器科受診した.腹部CTと膀胱鏡検査にて,膀胱内にPTPを認めた.患者は20年前にS状結腸憩室穿孔による腹膜炎の既往があり,9年前にS状結腸―膀胱瘻と診断されていたため,PTPは瘻孔を通じて膀胱内に迷入したものと考えられた.尿路損傷のおそれあり膀胱鏡での異物摘出は困難と判断し,泌尿器科医の協力のもと,大腸内視鏡と膀胱鏡を使用して異物摘出を行った.
著者
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長佐古 友和
北楡会札幌北楡病院 消化器内科
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佃 曜子
北楡会札幌北楡病院 消化器内科
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川村 直之
北楡会札幌北楡病院 消化器内科
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星野 拓麿
北楡会札幌北楡病院 消化器内科
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馬場 麗
北楡会札幌北楡病院 消化器内科
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高野 眞寿
北楡会札幌北楡病院 消化器内科
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片桐 雅樹
北楡会札幌北楡病院 消化器内科
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工藤 峰生
北楡会札幌北楡病院 消化器内科
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三浦 正義
北楡会札幌北楡病院 泌尿器科