胃ESD後に発症した胃蜂窩織炎の2例
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概要
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症例1は58歳,男性,症例2は91歳,男性.2例ともに早期胃癌に対してESDを施行し,約10時間後より上腹部痛と発熱を認めた.CTでは胃壁の著明な肥厚を認め,炎症反応の増悪も認めたため胃蜂窩織炎と診断し,直ちに抗生剤投与を開始したが,全身状態が急速に悪化したため緊急手術を行った.胃ESDに伴う胃蜂窩織炎は稀な偶発症と思われるが,術後は本症例のような重篤な偶発症にも速やかに対処できるように,厳重な経過観察が必要であると考えられた.
著者
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友田 純
国立病院機構福山医療センター 医療安全管理室
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藤田 勲生
国立病院機構福山医療センター 内科
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西江 学
国立病院機構 福山医療センター 外科
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常光 洋輔
国立病院機構 福山医療センター 外科
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岡本 明子
国立病院機構福山医療センター 消化器内科
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豊川 達也
国立病院機構福山医療センター 消化器内科
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表 静馬
国立病院機構福山医療センター 消化器内科
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宮阪 梨華
国立病院機構福山医療センター 消化器内科
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渡邊 一雄
国立病院機構福山医療センター 消化器内科
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堀井 城一朗
国立病院機構福山医療センター 消化器内科
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友田 純
国立病院機構福山医療センター 消化器内科
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常光 洋輔
国立病院機構福山医療センター 消化器外科
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藤田 勲生
国立病院機構福山医療センター 消化器内科
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西江 学
国立病院機構福山医療センター 消化器外科
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