GPUベースのIntegral Videographyを用いたリアルタイム医用3Dイメージング
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概要
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二次元画像誘導手術ナビゲーションにおける奥行き知覚の欠如は,手術操作上の誤りを誘発しやすい.Integral photography(IP)とそれを動画化したintegral videography(IV)は両眼視差と運動視差をもつ真の三次元画像表示技術である.コンピュータによるIVレンダリングはCG技術を用い,オリジナルなIVプロセスをシミュレートし,3Dモデルまたはボリュームデータを対象とする3Dイメージング技術であり,通常のレンダリングよりも多くの計算量を必要とし,CPUのみでリアルタイムイメージングを達成することはできない.本稿では,まず4D light fieldの観点からIPの本質を議論する.次に,GPUを用い開発したリアルタイム3Dイメージング方法について紹介し, GPUベースのIVレンダリングのためのハイブリッドフレームワークを提案する.最後に,医用3Dイメージング性能評価実験を行った結果,GPUの実装はCPUに比べ,少なくとも97倍,最大で400倍の速さであることを示す.
著者
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Hongen LIAO
Graduate School of Engineering, The University of Tokyo
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Junchen WANG
Graduate School of Engineering, The University of Tokyo