地理情報システム(GIS)を用いたPRTR情報の1kmメッシュによる可視化
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概要
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化学物質の初期リスク評価において,化学物質の環境中における濃度分布について,俯瞰的・総合的に把握することは重要である.本研究は,地理情報システム(geographic information system:GIS)を用いて,特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律 (以下,「化管法」という.) の第一種指定化学物質に指定されている354物質 (施行令が改正され,現在は462物質) に関する化学物質排出移動量届出(Pollutant Release and Transfer Register:PRTR)に基づくデータについて,1kmメッシュで日本全国を可視化することを目的とした.本研究を大気Localモデルに適用し,大気濃度の推計を行った結果,10kmメッシュでは見出せなかった環境基準値を超える可能性のある地域を見出すことが可能となった.
著者
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野坂 俊樹
一般財団法人化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所
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吉川 治彦
一般財団法人化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所
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林 浩次
一般財団法人化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所
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北村 公義
一般財団法人化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所