全体主義の流れから見える時代の要求 -全体主義の歴史の比較から知る-
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概要
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20 世紀を通して、人類はナチズム、軍国主義、共産主義という3 つの悲劇的な全体主義体制を経験した。他方、20 世紀後半、日本における池田内閣の時代に日本は自主的に自由に所得倍増政策を実行する事によって、短期間に高度経済成長に達した。環境問題と安全保障についての時代の要求を考慮しながらこれらの全体主義を比較する事によって、人類は環境保全を維持する事を目的としながら、持続的な経済活動に向けて出発しなければならないという世界観を、人類の一部を排除することなく、革命を起こすことなく、大量殺戮兵器に依存した安全保障でなく、個人の主権を無視することなく、共有し、実現する巨大な社会変革の入口に立っている事が分かった。さらに、北朝鮮の行動はこれらの時代の要求に逆行している事がわかった。