九州北部の一級水系における水質と純淡水魚類の出現との関係
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概要
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九州北部の主要な一級河川の水文水質および水辺の国勢調査データに,九州大学が保有する魚類相データを加えて,水質と純淡水魚類との関係を解析した。流水性魚類の種数はBODと負に相関した一方,止水性魚類の種数は相関を示さなかった。Receiver operating characteristic curve解析を行ったところ,幾つかの魚種の出現/非出現がBODに左右されていた。2001-2010年の期間は1991-2000年よりもBODが低く,魚類の出現種数が多かったことから,近年の水質改善が魚類の多様性回復に貢献したと評価される。
著者
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鬼倉 徳雄
Fisheries Research Laboratory, Kyushu University
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川本 朋慶
Fishery Research Laboratory, Kyushu University