適地適作のための作物栽培適地条件知識ベースの構築
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概要
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日本で栽培されている主な作物約50種類を対象とし,その栽培に関する文献データを作物別,環境要因別に栽培環境適性の観点から整理した.これをパソコン用汎用データベースに入力することにより,各種作物の中からその地域の自然環境に適した作物が簡易に検索できる作物栽培知識ベースを構築した.この知識ベースは①作物ごとにその栽培適性を要約し,これを文章形式でデータベース化した文章型,②環境要因項目をカテゴリー化してデータベース化したカテゴリー型,③土地条件メッシュデータがあれば,その値を使ってメッシュごとに要因間演算処理して作物別栽培適地図を作成できる評価式型,の3種類のデータベースより成り立っている.また,OCR入力が文献情報をデジタル化して知識ベースを作成する際に有効であることを明らかにした.評価式型知識ベースについては具体的事例として岩手県S町における19作物のデータベースを作った.そして,特にリンドウの場合の詳細を述べて説明に供した.
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