XML Web Service化によるレガシーモデルの統合
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概要
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インタネット環境において不足している農業関係のWebコンテンツを充実させる目的で,個別マシンで動作する既存の各種農業生産支援プログラム(レガシーモデル)の有効利用を図り,インタネット上での共有化・モデル統合を可能とする手法について検討した.最初に,レガシーモデルのWeb対応化に際して適用可能な各種のWeb関連技術について比較検討した.次に,XML Web ServiceによるレガシーモデルのWeb対応化を検討するために,一つの題材としてWindows NT/2000/XPのコマンドプロンプトで動作する導入適品種判定プログラムを採り上げ,XML Web Service化を行った.具体的には,XML Web Serviceを実現する仲介ソフトウェアを作成することで,元の導入適品種判定プログラムには一切の変更をすることなくWeb対応化することができた.この試験的な実装を通じて,個々のマシンに散らばって存在しているレガシーモデルをXML Web Service化してWeb対応化することによりモデル統合が可能であること,また,そのためにXML Web Serviceは有効な手段であることを確認できた.
- 農業情報学会の論文
著者
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高橋 英博
National Agricultural Research Center for Western Region National Agricultural Research Organization
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吉田 智一
National Agricultural Research Center for Western Region National Agricultural Research Organization
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大原 源二
National Agricultural Research Center for Western Region National Agricultural Research Organization