しおれ自動識別のための植物画像からの葉領域抽出法
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概要
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植物画像から葉のしおれを自動的に検出するために,植物画像から葉領域を抽出する画像解析法を検討した.実験室内人工光条件下のインゲン苗,実験室内窓際自然光条件下のキュウリ苗,及び,温室内のメロン植物体の画像について葉領域抽出法を検討した.実験室内人工光条件では,輝度による閾値処理で葉領域がよく抽出できた.実験室内自然光条件では,彩度やG/B比による閾値処理で葉領域が比較的よく抽出できた.このように,葉領域の抽出は撮影条件によって最適な方法をそれぞれ検討する必要があると思われた.今回検討した条件のうち,人工光条件及び実験室内自然光条件での実験に関しては,それぞれ輝度及び彩度を用いた閾値処理により葉領域を抽出し,抽出された領域の重心のy座標をしおれの指標とすることにより,しおれの時間変化をグラフ化することができた.
- 農業情報利用研究会の論文
著者
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田附 明夫
College of Agriculture, Ibaraki University
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塩 光輝
College of Agriculture, Ibaraki University
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大倉 更織
College of Agriculture, Ibaraki University
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亀井 清紀
College of Agriculture, Ibaraki University
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水谷 友香梨
College of Agriculture, Ibaraki University