オンサイト酵素生産による稲わらからのバイオエタノール製造コストの評価
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概要
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稲わらを炭素源としたセルラーゼ酵素のオンサイト生産による稲わらからのバイオエタノール製造コストをプロセスシミュレーションに基づき算出した。その結果,酵素オンサイト生産によるバイオエタノール製造コストは177円/L-エタノールで,同じエタノール製造コストに相応する等価酵素価格は938円/106 FPUであった。そのバイオエタノール製造コストは,曝気量を1.0 VVMから 0.5 VVM に削減設定すると171円/L-エタノールに減額され,酵素生産量を10.5 FPU/100 mg-稲わらから21.0 FPU/100 mg-稲わらに増加設定すると147円/L-エタノールに減額された。稲わらからのバイオエタノール製造コストは,酵素オンサイト生産による酵素生産量に大きく影響されることが分かった。
著者
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滝村 修
(独)産業技術総合研究所 バイオマスリファイナリー研究センター
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藤本 真司
(独)産業技術総合研究所 バイオマスリファイナリー研究センター
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美濃輪 智朗
(独)産業技術総合研究所 バイオマス研究センター
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柳田 高志
(現在)広島大学大学院工学研究院エネルギー・環境部門
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