コバルト・モリブデン窒化触媒のジベンゾチオフェンの水素化脱硫反応における触媒活性点分布―ノンパラメトリック研究―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ジベンゾチオフェンの水素化脱硫反応時の経時時間における活性変化から,CoMo/Al2O3窒化処理触媒の活性点の分布をノンパラメトリックな方法により研究した。この方法はFredholm第1積分式方程式を用い,触媒の活性点の活性分布を与える。CO吸着,XPS測定による表面特性と反応時の生成物分布に基づいて,これらの活性点を議論した。この分布関数は,活性点Site I上で進行するジベンゾチオフェンの水素化反応と活性点Site II上でのC–S結合の水素化分解に対する異なる反応速度を有する二つの活性点を明らかにした。973 K窒化処理CoMo/Al2O3触媒のSite IIはSite Iより58.3倍の反応速度定数を持ち,1.27倍の活性点数を有する。
著者
-
甲斐 茂高
Graduate School of Bio-Applications and Systems Engineering, Tokyo University of Agriculture and Technology
-
永井 正敏
Graduate School of Bio-Applications and Systems Engineering, Tokyo University of Agriculture and Technology
-
冨永 弘之
Graduate School of Bio-Applications and Systems Engineering, Tokyo University of Agriculture and Technology