新開発 LED 照明の室内環境快適性に及ぼす効果(第 3 報):―作業能率に関する検討―
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概要
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本試験では,新開発 LED 照明を作業時に使用した場合における室内環境快適性について検証するため,健常成人男性を対象としたランダム化 2 試験区クロスオーバー試験を実施した. その結果,新開発 LED 照明は従来 LED 照明との比較において,VAS による主観的評価から室内環境快適性を向上させること,および ATMT による評価から負荷中の作業能率(パフォーマンス)が向上することが明らかとなった.これらの作用機序の一つとして,自律神経機能の調節作用が考えられた.以上のことから,新開発 LED 照明は作業時の室内環境快適性を高め,QOL 向上および作業能率の低下抑制(疲労軽減)の二つの面において有用な機器であると考えられた.
著者
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梶本 修身
Department of Medical Science on Fatigue, Osaka City University Graduate School of Medicine
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門脇 孝徳
Soiken Inc.
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大塚 雅生
Sharp Corporation
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白市 幸茂
Sharp Corporation
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栗山 昭彦
Sharp Corporation
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杉野 友啓
Department of Medical Science on Fatigue, Osaka City University Graduate School of Medicine