多発する肺転移と肝転移を認めた十二指腸乳頭部腺扁平上皮癌の1剖検例
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概要
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まれとされている十二指腸乳頭部腺扁平上皮癌の1例を経験した.本症例は多くの既報症例と異なり,発症時より肺転移と肝転移を認め,生検で腺扁平上皮癌と診断され,病理解剖では腺癌成分と扁平上皮癌成分が混在し,腺癌成分が扁平上皮癌成分よりも強い増殖能を有する所見を認めた.文献的考察からも同様に十二指腸乳頭部腺扁平上皮癌には腺癌成分が強い増殖能を有し,予後を不良としている症例があることが示唆された.
著者
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石津 英喜
埼玉協同病院病理科
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増田 剛
埼玉協同病院 内科
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石津 英喜
埼玉協同病院
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吉野 肇
埼玉協同病院内科
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有田 圭介
埼玉協同病院内科
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田中 宏昌
埼玉協同病院内科
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久保地 美奈子
埼玉協同病院内科
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守谷 能和
埼玉協同病院内科
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福本 顕史
埼玉協同病院内科
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忍 哲也
埼玉協同病院内科
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