好酸球性消化管障害の診断と治療
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概要
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好酸球性消化管障害は,食道にだけ好酸球の異常浸潤を有する好酸球性食道炎と,胃腸管に好酸球の浸潤を有する好酸球性胃腸炎に分類されている.両疾患ともに,食品などのアレルゲンによるTh2系の免疫の過剰反応に起因するアレルギー疾患であると考えられているが,病因については不明な点が多い.両疾患は主病変の部位は異なるが,類似した多くの特徴を有している.ただし,好酸球性胃腸炎患者は男女ほぼ同数であるが好酸球性食道炎患者の80%は男性であるなど,それぞれの疾患に特徴的な点も多い.今後,好酸球性消化管障害はその発症率が増加していくことが予想され,これらの疾患の存在と特徴を知っておくことが重要である.
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