自然免疫とウイルス性肝疾患
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ウイルス性肝炎において,慢性肝炎から肝硬変,肝癌へと病態が進展していく過程や,発癌機構,ウイルス性肝炎に対する治療効果に自然免疫が深く関わることが相次いで報告されている.特に自然免疫において重要な役割を担うInterferon(IFN)とnatural killer(NK)細胞に関して注目が集まっている.また,それらを標的とした新たな治療戦略の構築もなされている.本稿では,ウイルス性肝炎に対する自然免疫応答に関する最新の報告について解説し,今後の展望について概説した.
著者
-
巽 智秀
Department of Gastroenterology and Hepatology, Osaka University Graduate School of Medicine
-
竹原 徹郎
Department of Gastroenterology and Hepatology, Osaka University Graduate School of Medicine