GISTに対してイマチニブ内服加療中に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行し,剥離性食道炎を合併した1例
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概要
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70歳代女性.GISTに対してイマチニブ内服加療中,胃の多発IIa病変に対し,二期的にESDを施行した.1回目は広汎な剥離性食道炎を合併した.2回目はイマチニブの休薬期間を長くし,全身麻酔下に行い,剥離性食道炎を軽減することができた.内視鏡中の剥離性食道炎は比較的まれであり,食道粘膜の脆弱性もしくは粘膜障害を背景とすると考えられる.自験例において,イマチニブによる粘膜障害との関連性を含めて報告する.
著者
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市場 誠
Department of Gastroenterology, Toyonaka Municipal Hospital
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中堀 輔
Department of Gastroenterology, Toyonaka Municipal Hospital
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山本 克己
Department of Gastroenterology, Toyonaka Municipal Hospital
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林 史郎
Department of Gastroenterology, Toyonaka Municipal Hospital
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澁谷 充彦
Department of Gastroenterology, Toyonaka Municipal Hospital