EUSガイド下胆道ドレナージ術の新展開
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
EUS下穿刺を応用したEUS下胆道ドレナージ術は,経乳頭的内視鏡治療が困難な胆道閉塞に対する代替治療として行われる.主な穿刺経路として,胃体部―左肝内胆管,十二指腸球部―肝外胆管,十二指腸球部―胆嚢が挙げられ,経消化管的ドレナージ,ランデブー法および順行性ステンティングの,3通りのステント留置法がある.閉塞部位・乳頭部到達可否などの状態に応じて,穿刺経路,ステント留置法を決定する.手技成功率および偶発症発生率は手技・報告により異なるが,EUS-guided choledochoduodenostomyが最も手技成功率が高く,偶発症発生率が低いため,第一に考慮すべき治療と考えられる.
著者
-
工藤 正俊
Department of Gastroenterology and Hepatology, Kinki University Faculty of Medicine
-
北野 雅之
Department of Gastroenterology and Hepatology, Kinki University Faculty of Medicine
関連論文
- Studies on the Variation in Clinical Laboratory Data and Safety Evaluation of Pharmaceuticals
- EUSガイド下胆道ドレナージ術の新展開