免疫調節因子Indoleamine2,3-dioxygenase1:創薬のターゲット分子として
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概要
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インドールアミン酸素添加酵素(Indoleamine 2,3-dioxygenase 1:IDO1)は,トリプトファン(Tryptophan:Trp)をキヌレニン(Kynurenine:KYN)に代謝するキヌレニン経路の律速酵素である.近年,IDO1が免疫系に作用することなどから腫瘍細胞の免疫逃避機構において重要な役割を担っている分子であると考えられ,腫瘍での発現量と予後との関係で注目されている.またIDO1の活性阻害は,腫瘍における免疫寛容状態の解除など病態と関係する.本稿では,IDO1の創薬のターゲット分子としての意義について最近の知見を紹介する.
著者
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斉藤 邦明
京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻
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星 雅人
鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部
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山本 康子
京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻
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村上 由希
京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻
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