加硫ゴムの弾性率とスプリング式硬さ
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概要
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弾性論に従って加硫ゴムのスプリング式硬さをその弾性率から導いた.結果は<BR>H<SUB>s</SUB>=G-(ΔP/H88a)/G+ (k/8a) ×100 (6)<BR>及び近似式<BR>H<SUB>s</SUB>=G/G+G<SUB>50</SUB>×100 (7)<BR>で与えられる.ここにG<SUB>50</SUB>=k/8aと (ΔP/H)/8aとは試験機のタイプで決まる定数で, ゴムには無関係である.そしてG<SUB>50</SUB>はその試験機で硬さ50を示すゴムのせん断弾性率という物理的意味を持っている.<BR>以上は完全弾性体についての結論であるが, 加硫ゴムが応力緩和などの粘弾性挙動を示す場合に, 式 (7) を拡張することもできる.
- 一般社団法人 日本ゴム協会の論文