硫黄架橋可能なアクリルゴムの合成
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アクリルゴムのポリマー側鎖に不飽和2重結合を導入し, 従来のアクリルゴムのもつ耐熱性, 耐油性をそこなうことなく硫黄架橋可能なアクリルゴムを合成することを目的として本研究を行った.この目的の一環として, アクリル酸エチルとエチリデンノルボルネンを懸濁重合により共重合させた.重合温度を2~21℃の範囲で変化させて得たポリマーの加硫物の物性を測定した結果, 6℃付近で重合して得たポリマーがT<SUB>B</SUB>, E<SUB>B</SUB>において最小値を示し, 2℃で最も良い物性を示した.種々の加硫系を検討し, 耐熱性に関し目的とするものが得られた.その他の物性も良好であった
- 一般社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
-
真下 智司
Research and Development Dep., Mitsubashi Belting Ltd.
-
松尾 唯男
Research and Development Dep., Mitsubashi Belting Ltd.
-
三島 京一
Research and Development Dep., Mitsubashi Belting Ltd.
-
寛 雅典
Research and Development Dep., Mitsubashi Belting Ltd.
-
浪指 博
Research and Development Dep., Mitsubashi Belting Ltd.
関連論文
- 硫黄架橋可能なアクリルゴムの合成
- ブレンドポリマーの物性に及ぼす練り温度の影響
- 硫黄架橋可能なアクリルゴムと1, 2-ポリブタジエンとのカーボン配合でのブレンド物性
- 硫黄架橋可能なアクリルゴムと1, 2-ポリブタジエンとのブレンドポリマーにおける架橋性