水硬性樹脂を含浸させた連続繊維シートを用いた迅速復旧工法の開発
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概要
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筆者らは安全・簡易・迅速に施工可能な復旧工法の開発を目指し,水硬性樹脂を含浸させた連続繊維シート(以下,TST-FiSH)を用いた迅速復旧工法の開発を行っている。これまでに接着試験等による基礎物性の把握,梁試験体による補修効果検討,柱試験体による構造性能確認実験を行った。その結果,従来の連続繊維シート巻立て工法と比較し,1/10の施工時間で同等の補修効果が得られることが確認された。本稿では実験結果とともに,TST-FiSHの迅速復旧工法への適用の可能性について報告する。
- 公益社団法人 日本コンクリート工学会の論文
著者
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加藤 佳孝
東京大学 生産技術研究所
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牧 剛史
埼玉大学大学院 理工学研究科
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小島 文寛
東急建設(株)技術研究所 土木研究室
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伊藤 正憲
東急建設(株)技術研究所 土木研究室
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鈴木 将充
芝浦工業大学
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笠倉 亮太
東急建設(株) 技術研究所
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伊藤 正憲
東急建設(株) 技術研究所
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