特定保健指導がその参加者家族に与える影響
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概要
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目的:特定保健指導がその参加者の家族に与える健康行動上の影響を明らかにする.対象:2009年12月から2010年4月に,当健康管理センターで実績評価を実施した特定保健指導参加者33名(積極的支援17名,動機付け支援16名)の家族.方法:実績評価後に特定保健指導参加者の家族にアンケート調査を実施し,特定保健指導における家族協力の有無と,家族の健康行動上の変化について比較した.結果:22名の家族から回答を得た(回収率67%).11名の家族が参加者より協力を依頼されていた.そのなかで,健康行動に変化がみられた家族は9名,変化がなかった家族は2名であった.協力依頼を受けなかった家族のなかで,健康行動に変化がみられた家族は3名,変化がなかった家族は8名であった.参加者に何らかの協力をした家族ほど,家族に健康行動上よい変化がみられた.家族の健康行動の内容は,野菜を多くとるようにしたなど,食事について7名,参加者と一緒にウォーキングをしたなど,運動について7名であった(複数回答).結語:特定保健指導は参加者のみでなく,生活を共にする家族にも健康行動上のよい影響を与えていた.
著者
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田村 陽子
社会保険神戸中央病院 健康管理センター
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沖本 由紀子
社会保険神戸中央病院 健康管理センター
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戸田 まみ子
社会保険神戸中央病院 健康管理センター
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宮本 裕二
社会保険神戸中央病院 健康管理センター
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田村 陽子
社会保険神戸中央病院 健康管理センター
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宮本 裕二
社会保険神戸中央病院 健康管理センター
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戸田 まみ子
社会保険神戸中央病院 健康管理センター
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