上顎洞原発のGiant cell reparative granulomaの1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Giant cell reparative granulomaは全身に発生する非腫瘍性の線維性巨細胞病変である。特に上顎,下顎骨の発生が多い。病理学的に類似した疾患が多く,疫学や好発部位など疾患の特徴を認識していないと診断が難しい。文献的考察を加え1症例を報告した。症例は41歳の男性で右の頬部腫脹を主訴とし来院。画像では右上顎洞から頬部,眼窩内へ突出する腫瘤を認め,悪性腫瘍を疑わせたが下鼻道からの生検によりGiant cell reparative granulomaと診断。外科的切除,術後に局所ステロイド注入を行い良好な経過をたどった。
著者
関連論文
- 4 耳下腺Oncocytomaの一例(第41回日本臨床細胞学会秋期大会)
- 当科で経験した側頭下窩膿瘍2症例について
- 18. 悪性貧血・バセドウ病・原発性副甲状腺機能亢進症を合併した1例(第1075回千葉医学会例会・第21回第二内科教室例会)
- 上顎洞原発のGiant cell reparative granulomaの1例