Poly (I:C) のヒラメに対する毒性
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概要
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ヒラメ(平均 8.2 g)を17℃あるいは13℃で飼育し,800,400,200および 100 μg/fishとなるようPoly(I:C) を筋肉内接種し,その毒性について検討した。17℃飼育区では,800 μg/fish接種区で1尾死亡したが,≤ 400 μg/fishの接種区で死亡は認められなかった。しかし,≥ 200 μg/fish接種区の16.7%~33.3%で接種部位周辺の皮膚に赤変および潰瘍が認められた。一方,13℃飼育区では,100 μg/fish接種区の33.3%に,また 800 μg/fish接種区では83.3%に死亡あるいは潰瘍が認められた。以上より,Poly(I:C)は,低温飼育のヒラメでは,比較的高い毒性を示すと考えられた。
著者
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呉 明柱
Department Of Fish Pathology Yosu National University
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松井 崇憲
全南大学校 水産生命医学科
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呉 明柱
全南大学校 水産生命医学科
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西澤 豊彦
全南大学校 水産生命医学科
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