都市分散型水資源に関する一般市民と行政等担当者の選好の比較検討
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概要
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都市分散型水資源3種類と用途5種類について,一般市民と行政等担当者を対象にアンケート調査を行い,両者の選好等を比較検討した。階層分析法(AHP)の評価基準は,行政等担当者が一般市民よりも,安定性(社会),事業費用および期間(経済),水環境(自然)を重視していた。水源の評価は両者とも雨水,下水処理再生水,地下構造物浸出水の順であった。用途は両者とも災害用水,農業・園芸用水の評価が比較的大きかった。支払意志額(WTP)については,行政等担当者の公的WTPが全体的に大きく(行政等担当者:4,172-21,572 円・人<SUP>-1</SUP>・年<SUP>-1</SUP> (YPY),一般市民:6,152-17,336 YPY),私的WTPが全体的に小さい(行政等担当者:1,106-4,044 YPY, 一般市民:2,561-5,934 YPY)という結果が得られた。
著者
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